Ruby on Railsの総合開発環境(IDE)を構築する

(1) Ruby のインストール

(a) 以下のサイトより「Ruby 2.3.0(x64)」をダウンロードする

http://rubyinstaller.org/downloadsblg01

(b) ダウンロードしたファイルを実行

すべて選択してインストールblg02

(c) 以下のコマンドを実行し、図のインストールバージョ ンが 表示されればOK

 ruby -vblg03

(2) Dev Kitのダウンロードおよびインストール

(a) 以下よりダウンロードする

http://rubyinstaller.org/downloads

(b) 開いたページの下部にある、「DEVELOPMENT KIT」から 「DevKit-mingw64-64-x.x.x-xxxxxxxx-xxxx-sfx.exe」をダウンロードする。

ダウンロードしたEXEファイルを実行すると、展開先の入力を求められるので、 「(rubyインストール先)\devkit\」を入力し、「Extract」ボタンを押下する。

blg04

(c) 「Dev Kit」の初期化及びインストール

 (ア) カレントディレクトリを「Dev Kit」のインストール先に設定する

cd (rubyインストール先)\devkit

 (イ) 以下のRubyコマンドを実行

ruby dk.rb init
ruby dk.rb install

blg05

(3) Node.js及び管理ツールのインストール

 当作業はデバック実行時に必要となるので、必ず実施すること

(a) 以下よりダウンロードする

https://github.com/marcelklehr/nodist

(b) インストーラを展開し、環境に合わせて変更する

nodejs02

(c) 以下のコマンドを実行し、図のインストールバージョンが表示されればOK

nodist -v

nodejs03

(d) gitの環境設定

(ア)以下よりgitクライアントをダウンロードする

https://git-for-windows.github.io/nodejs04

(イ) (ア)でダウンロードしたファイルをインストール

選択画面はすべてデフォルト値のままとする。

(ウ) 以下のコマンドを実行し、最新のnode.jsをupdateする。

nodist updatenodejs05

(エ) 以下のコマンドを実行し、最新版が導入されていることを確認

nodist -v

(4)SQLite3の環境作成

(a) 以下よりSource code(amalgamation)をダウンロードする

https://sqlite.org/download.html sqlite3_01 sqlite-amalgamation-3130000.zip(2016/06/22時点)

(b)  (a)でダウンロードしたファイルを任意のフォルダに展開する (当説明では c:\temp\sqlite3 とする)

 

(c) DevKitの「x86_64-w64-mingw32-gcc.exe」のフォルダパスを環境変数に登録する

sqlite3_02

(d) dllの作成

(ア)カレントディレクトリを(b)にて作成したフォルダに移動

(イ)以下のコマンドを実行

x86_64-w64-mingw32-gcc -O2 -shared -o sqlite3.dll -Wl,–out-implib=libsqlite3.dll.a sqlite3.c

(ウ) (b)にて作成したフォルダに「sqlite3.dll」、「libsqlite3.dll.a」が作成されていることを確認

(e) exeの作成

(ア)以下のコマンドを実行
x86_64-w64-mingw32-gcc -O2 -o sqlite3.exe shell.c libsqlite3.dll.a

(イ) (b)にて作成したフォルダに「sqlite3.exe」が作成されていることを確認

(f) Rubyからコマンドで実行できるようにする

上記(d)(e)作成したexe、dll、dll.aファイルをC:\Ruby23-x64\binにコピーする

(g) sqlite3_native.soファイルの作成

(ア)msysの起動
当作業にてmakeコマンドを利用しており、筆者環境の環境では同コマンドが無効であったため、msysより実行している。
今後gem installの際はmsys上で行って下さい。

 

1) (Dev Kitのインストール先)\mingw\mingw64env.cmdを管理者権限にてコマンドプロンプトより実行

sqlite3_03

2)  1)にて起動したコマンドプロンプトより以下のバッチファイルを呼び出す

(Dev Kitのインストール先)\msys.batsqlite3_04

3)  以下の図のようにmsysが起動される
sqlite3_05

(イ)(ア)より起動したmsysより以下のコマンドを実行

gem install sqlite3 --platform=ruby -- --with-sqlite3-include=C:/temp/sqlite3 --with-sqlite3-lib=C:/temp/sqlite3

 

以下フォルダにsqlite3_native.soファイルが作成される

C:\Ruby23-x64\lib\ruby\gems\2.3.0\extensions\x64-mingw32\2.3.0\sqlite3-1.3.11\sqlite3

※ C:\Ruby23-x64はrubyインストール先

(5)Ruby on Railsのインストール

(a)以下のコマンドを実行

gem install rails

(b)以下のコマンドを実行し、インストールバージョンが表示されればOK

rails -vrails01

(c)関連のライブラリのインストール

gemコマンドより以下のライブラリをインストールする(railsのバージョンが4.2.6の場合)

 

rake 11.2.2(Update コマンドにて取得)
i18n 0.7.0
json 1.8.3
minitest 5.9.0
thread_safe 0.3.5
builder 3.2.2
erubis 2.7.0
mini_portile2 2.1.0
pkg-config 1.1.7
rack 1.6.4
mime-types-data 3.2016.0521
arel 6.0.3
debug_inspector 0.0.2
bundler 1.12.5
byebug 9.0.5
coffee-script-source 1.10.0
execjs 2.7.0
thor 0.19.1
concurrent-ruby 1.0.2
multi_json 1.12.1
sass 3.4.22
tilt 2.0.5
sqlite3 1.3.11
rdoc 4.2.2
tzinfo 1.2.2
nokogiri 1.6.8
rack-test 0.6.3
mime-types 3.1
binding_of_caller 0.7.2
coffee-script 2.4.1
uglifier 3.0.0
sprockets 3.6.0
sdoc 0.4.1
activesupport 4.2.6
tzinfo-data 1.2016.5
loofah 2.0.3
mail2.6.4
rails-deprecated_sanitizer 1.0.3
globalid 0.3.6
activemodel 4.2.6
jbuilder 2.5.0
rails-html-sanitizer 1.0.3
rails-dom-testing 1.0.7
activejob 4.2.6
activerecord 4.2.6
actionview 4.2.6
actionpack 4.2.6
actionmailer 4.2.6
railties 4.2.6
sprockets-rails 3.0.4
coffee-rails 4.1.1
jquery-rails 4.1.1
sass-rails 5.0.4
web-console 2.3.0
turbolinks 2.5.3

 

(d) sqlite3の実行環境設定

(ア)C:\Ruby23-x64\lib\ruby\gems\2.3.0\gems\sqlite3-1.3.11-x64-mingw32\lib\sqlite3ににフォルダ名「2.3」作成する。
(イ)4-(g)で作成されたsqlite3_native.soファイルを(ア)で作成したフォルダにコピーする

 

 

 

(6)総合開発環境(IDE)の構築

(a)Aptana_Studio_3を導入する場合

(ア)ダウンロード
http://www.aptana.com/products/studio3.html
・Aptana Studio 3.6.1(2016/06/22現在)
・Standlone Version 選択

 

(イ)Aptana_Studio_3_Setup_3.6.1.exeを実行する。

 

(ウ)Aptana Studioの起動する

 

(エ)Aptana Studioの日本語化
1) Pleiadesプラグインのダウンロード

以下のURLよりダウンロード

http://mergedoc.sourceforge.jp/

2) 1)のファイルを解凍し以下のファイルをAptana Studio3のインストール先の同フォルダ名へ上書きする
features配下すべて
plugins配下すべて

 

3) AptanaStudio3.iniに以下を追加
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

4) cleanオプション付きでAptanaStudio3を起動 以下のコマンド実行

@%ComSpec% /C start “” “%~dp0\AptanaStudio3.exe” -clean %*

AptanaStudio3のメニューが日本語化してればOK

(オ)Ruby開発ツール
1)Aptana Studioを起動する

2)プラグインサイトの選択 ・「ウィンドウ」メニューの中の「設定」メニューをクリック。 ・「インストール/更新」メニューの中の「使用可能なソフトウェア・サイト」メニューをクリックし、全て選択 ・ウィンドウを閉じる。

3)新規ソフトウェアのインストール ・「ヘルプ」メニューの中の「新規ソフトウェアのインストール」メニューをクリック。 ・「作業対象」で「–すべての使用可能なサイト–」を選択。 ・「フィルター入力」と書かれた箇所に「1)Aptana Studioを起動する」と入力して下さい。 すると「Ruby 開発ツール」が表示されます ・「Ruby 開発ツール」にチェックしてから「次へ」ボタンを押下 ・ ライセンスのレビューが表示されます。よく読んで頂き同意できる場合に 「使用条件の条項に同意します」をチェックされてから「完了」ボタンを押下 ・ 再起動をするように促されます。今回はcleanオプション付きで起動しますので 「今はしない」をクリックしていったんダイアログを閉じてからAptana Studioを閉じ、 改めてcleanオプション付きでAptanaStudio3を起動しなおす。

(カ)以下の設定画面を開き、コマンドベースのrubyに対しても動作するように、ruby.exeの登録を行う
1)「ウィンドウ」メニューの中の「設定」メニューをクリック。 2)「Ruby」→「インタプリター」 3)「参照」押下 rubyインストール先\binを設定

例:C:\Ruby23-x64\bin

(キ) デバッグ実行環境作成

1)  ファイル→新規→Railsプロジェクトを選択

・以下の項目を設定して完了ボタンを押下

名前:任意のプロジェクト名
Generate App → Use the standard ‘rails’ generatorを選択

2)  作成したプロジェクトファイル直下に「script」フォルダを作成

3) 「script」フォルダに「bin」配下のファイルすべてをコピー

本来なら「bin」フォルダのモジュールを参照するべきだが、現バージョンのIDEでは「script」フォルダを参照しているため当処理が必要となる

4) デバッグ用のツールの登録

gemコマンドで、以下の登録を行う

gem install ruby-debug-ide

5)ウインドウ→ビューの表示→サーバーを選択し、以下のように設定する

aptina01

aptina02

aptina03

6) railsサーバのデバッグ(虫マーク)を押下 状況が始動済みになっていればOK

aptina04

(b) EclipceにAptana プラグインを導入する場合

既にEclipce(pleiades4.4)がインストールされているものとする。

(ア)Aptana プラグインのインストール
1) Eclipseを起動し、ヘルプ(H) → 新規ソフトウェアのインストール。 作業対象の追加ボタンを押下し、Aptana studioと命名し ロケーション(L) に、以下のurlを展開する

http://download.aptana.com/studio3/plugin/install

2) 全てインストールさせる
3) 終了後、Aptana studioの開始ページが表示できるか確認する。

eclipce01

(イ)以下の設定画面を開き、コマンドベースのrubyに対しても動作するように、ruby.exeの登録を行う

eclipce02

(ウ)Eclipseでのrailsの実行

新規プロジェクトの作成にて、railsプロジェクトを作成する。

以下は、newTestという名前で展開したところ

eclipce03

(エ)デバッグ実行環境作成
1)  ファイル→新規→Railsプロジェクトを選択
・以下の項目を設定して完了ボタンを押下
名前:任意のプロジェクト名
Generate App → Use the standard ‘rails’ generatorを選択

2)  作成したプロジェクトファイル直下に「script」フォルダを作成

3) 「script」フォルダに「bin」配下のファイルすべてをコピー

Aptina Studio3同様、「script」フォルダを参照しているため当処理が必要となる

 

(オ) デバッグ用のツールの登録

gemコマンドで、以下の登録を行う

gem install ruby-debug-ide

(カ) railsサーバのURLの設定を変更し、localhostアドレスを登録する

eclipce04

eclipce05

eclipce06

(キ) railsサーバのデバッグ(虫マーク)を押下

以下のようにrailsサーバ展開されていれば、OK

eclipce07

 (ク)動作確認

以下のURLをブラウザでアクセスしてrailsのデフォルト画面が出力できてること http://127.0.0.1:3000/

eclipce08

 (7)デバックの確認

「Aptana_Studio_3を導入する場合」、「EclipceにAptana プラグインを導入する場合」共に動作は同じため、 当説明では「EclipceにAptana プラグインを導入する場合」を例に進める。 また、「(6)総合開発環境(IDE)の構築」で作成したrailsプロジェクトを利用する。

(a) 以下のControllers フォルダのapplication_controller.rb ファイルに、def hello を以下のように追加する

debug01

(b) ルートルーティングを有効に変更し、上記で作成した「hello」を追加するため、「root ‘application#hello’」 を追加する。

configフォルダの、routes.rb ファイルに以下のように追加する。

debug02

(c) デバッグポイント設定し、サーバのデバッグ実行を行う

debug03

(d) 以下URLにアクセス

http://127.0.0.1:3000/

デバッグが実行できる

debug04

※ ステップ実行は以下のようにコンソール画面に「MINGW64」が表示されいていること。 表示されている環境しかステップ実行できません。

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